1953-02-10 第15回国会 衆議院 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第6号
但し、せつかく故郷に帰つて来たと思つて、故郷の土を踏んだら、すぐ思想調査と尾行をやるというのでは、第一家庭の人や近所の人が非常に不愉快であります。逆効果になるんじやないか。もちろん世界情勢からいたしまして、暴力主義的破壊活動もしくはそれに準ずるような、そういう影響が、引揚げの方方が故郷にお着きになると同時に起る場合は、もちろんわれわれは責任上そういう傾向について研究しなければなりません。
但し、せつかく故郷に帰つて来たと思つて、故郷の土を踏んだら、すぐ思想調査と尾行をやるというのでは、第一家庭の人や近所の人が非常に不愉快であります。逆効果になるんじやないか。もちろん世界情勢からいたしまして、暴力主義的破壊活動もしくはそれに準ずるような、そういう影響が、引揚げの方方が故郷にお着きになると同時に起る場合は、もちろんわれわれは責任上そういう傾向について研究しなければなりません。
なども主張されておるように、少しも日本の新らしい時代の精神と矛盾するものではない、矛盾するという考え方は間違つた考えであるということを津田左右吉先生なども述べていられるのであるから、これが全的に完璧なものだとは、私は主張できないでしようが、生れて来たこの国家を国民が親しみを持つて歌うということは何も差支えないばかりでなく、ややもすれば今の子供たちが、自分が日本人であるということさえもわからなくなつて、故郷
十四日でやれとか何とかと言つたつて故郷へ戸籍謄本を取りに行かなければならない、それを送つて来なければできないのです。それはこういう制度をやつておる二十三区の行政区が悪いと言つてしまえばそれまでですけれども、これはやはり何かそうしなければならん法の欠陥があるのではないか。
することなれば、全面的に賛成するということにおきまして、賛成の意を表したのでありまして、委員長以下各委員の努力によりまして、衆議院は十数票の差で通過したのでありますが、参議院におきましては、私の聞きところによりますならば、再び審議未了、ついに握りつぶすというまことに残念な状態に置かれておるのでありまして、本国会におきまして、これが握りつぶしになりますならば、私は有明海十数万の漁民に対して、何のかんばせあつて故郷
從來復員者は上陸いたしまして舞鶴の援護局で復員が終りまして、あとは一般市民として引揚列車に乗つて故郷に帰るということで取扱つて参つたのでございますけれども、あのポツダム政令によりまして引揚者は故郷まで復員は完了しないで、未復員の姿で故郷に帰つて來て、故郷に帰りましてから復員する、こういうことにいたしまして引揚者たちがすみやかに、しかも秩序正しく故郷に帰りまして、数年間待ちわびているところの故郷の人たちと
第二、次に政府から四六年六月二十七日付覚書をもつて、戰時中内地に疎開して來た同島住民約七百名は、親類縁者も少く、本來の生活手段を持たず、悲惨な状態にあつて故郷への帰還を切望していることを述べ、総司令部の善処方を要望いたしましたところ、総司令部は一九四六年七月一日付指令をもつて日本人の小笠原諸島への帰還は、アメリカ人またはイギリス人系の者で、日本側により強制的に移動をさせられた者以外は帰還を認められない
私共も今日からこの香りの高い日本の土を踏みしめて、皆樣と共に新日本建設のお仲間入りをさせて頂く歓びに震える腕に鍬を握つて故郷の山をおこしましよう。そうしたらどんなに樂しいだろうなんと考えております。」百万の同胞を還すためには、私たち参議院みずからが乏しきを分ち合つて、それを迎える全き受入れの態勢をここに作つて置かなければならんと思うのであります。(拍手)然るに諸君、耕さんとするためには鍬が要る。